

With Vintage Essence.
“ヴィンテージ”を身につけることで生まれる個性。
“トレンドアディクトではなく、誰かの真似でもない。”
Prefer SHIPSが理想とするスタイルには、
オンリーワンの輝きを放つヴィンテージアイテムが欠かせません。
作られた年代によってテイストもデザインも異なれば、出会えるタイミングもまた一期一会。
それに習った現行品にはない魅力とコーディネートのポイントを、
スタイリストの一ツ山佳子さんに伺いました。

INTERVIEW
トレンドに左右されることなく、
ずっと付き合っていけるのが
ヴィンテージの良さ。
—一ツ山さんご自身、ヴィンテージアイテムは日頃から身につけているんですか?
イヤリングはよくしていますね。私は耳にピアスの穴が開いていないんです。今でこそ耳に穴が開いていない子は多いからクリップタイプのものもたくさんあるんですけど、以前は探すのが大変でした。海外でヴィンテージショップやフリーマーケットに行く度に「クリップはありますか?」と聞いてよく買っていましたね。
—イヤリングに限らず、これまで購入してきた中で特に気に入っているもの、または印象に残っているものはありますか?
〈エルメス〉のバッグです。〈エルメス〉って女性の永遠の憧れじゃないですか? 少し高くてもいいから若いうちに本物を持っていれば、バッグと一緒に育っていける気がして、ちょうどスタイリストアシスタントを始めた頃に購入しました。
—ヴィンテージアイテムを購入するときの基準があれば教えてください。
以前はブランドや珍しさを重視していたけど、今はバッグやアクセサリーに関して、みんなが持っていないもの。ヴィンテージは、現行にはないデザインにこそ魅力があると思うんです、トレンドに左右されず、自分がそれを好きでいる限りずっと使える。もちろん、新しいitバッグを買う楽しさもありますけど。
—デザイン面でつい目がいってしまうものは?
モノグラム生地とか色の組み合わせが独特なもの。バッグやスカーフは特にそうですね。イヤリングでいうと、大ぶりで大胆なデザインが好みです。
—ご自身が普段ヴィンテージアイテムを取り入れるときに意識していることはありますか?
あくまでもポイントとして意識していますね。ロックTにハイウエストのトラウザーを合わせるような、ミックス感を楽しむのが自分の中でのルール。だからアクセサリーがより取り入れやすいんだと思います。
—スタイリストとして、最近のヴィンテージにおけるトレンドは感じますか?
はい。肩パッドやシェイプ感、ツイード生地など、ムードは70sですね。 コレクションなどを見ていると過去のアーカイブのデザインソースを感じますし、ミックスする際にヴィンテージと現行品の間に温度差がないというか、そういう意味では、今が一番ヴィンテージを取り入れやすい気がします。 あとは、ヴィンテージを介してファッションを知っていくこともできますよね。 例えば、ハイブランドの柄シャツで気になるものがあったとして、「この柄は70年代だ、80年代だ」と知っていれば、ヴィンテージショップで同じように素敵なシャツに出会えるかもしれません。
—個人的に今欲しいアイテムはありますか?
イヤリングは引き続き。あとロックTも常に探してますね。つい最近LAのヴィンテージショップで見つけた〈イヴ・サンローラン〉の黒いジャンプスーツも素敵でした。買わなかったことを少し後悔しています…。
—その一期一会感もヴィンテージのおもしろいところというか。現行品にはないヴィンテージならではの魅力とは何でしょう?
やっぱりずっと使えることですね。冒頭でお話した〈エルメス〉のバッグも、シンプルでクラシカルなデザインなので飽きがこないんですよ。ハードに使いこなしていても上質な革を使っているので今でも本当に傷がつかないんです。その他にも、昔購入して一時期全く手をつけてなかったけど、最近また着るようになったものもありますし。時代は周りますから、持っていればいつかまた活躍してくれるときが来ると思います。

HOW TO
一ツ山佳子さんに聞く、
ヴィンテージの取り入れ方。
01. T-Shirt

トレンドアイテムとのミックス感を楽しむ。
ヴィンテージTシャツに、今年のトレンドであるグレンチェックとフェイクファーのアイテムを合わせました。トレンドアイテムとヴィンテージとのミックス感がおもしろいかなと。くったりとした風合いとキャッチーなグラフィックは外しとしても活きますよね。
Tシャツ ¥7,500(+tax)

ヴィンテージTシャツを上品に着る。
ヴィンテージTとブルーデニムの相性はいわずもがな。でもそれだけだとすごくカジュアルなので、コルセットと〈シャネル〉のバッグを加えることで、クラス感を演出しました。この2つがあれば、足元はヒールでもスニーカーでもどちらを選んでもスタイルとして成り立ちますよ。
Tシャツ ¥7,500(+tax)
バッグ ¥210,000(+tax)/ シャネル
02. Scarf

スカーフの柄を面で見せる。
スカーフといえば首かバッグか、ベルトループに巻くというのが一般的なんですけど、一番のポイントである柄をもう少し大胆に見せてもいいのかと思って。スカートの上から巻けば、きれいな柄がより活きますよね。使い方としても新鮮ですし。」
スカーフ ¥21,000(+tax)/ イヴ・サンローラン

ネック周りをレイヤード風にまとめる。
「クルー×タートルネックのレイヤードスタイルを、スカーフを使って表現しました。カットソーやニットだとほとんどが単色ですが、スカーフだと柄と色が鮮やかなのでちょうどいいアクセントになりますよね。ショートネックレスとの相性も◎。」
スカーフ ¥20,000(+tax)/ イヴ・サンローラン
03. Accessories

ワントーンコーデのアクセントとして。
「流行のワントーンコーデはトップスとボトムをオフホワイトにしてみました。普段ならそこに色を入れたくなるのですが、アクセサリーはあえてゴールドで揃えるとモダンな印象にまとまります。樹脂のイヤリングを入れればさらにファッション性もアップ。」
イヤリング ¥11,000(+tax)
ネックレス ¥18,000(+tax)
ブレスレット ¥8,500(+tax)

“耳につける“以外の選択肢。
「イヤリングだからって別に耳に挟まないといけないわけではなくて。ヴィンテージのイヤリングは大ぶりでデザインがかわいいものが多いので、ブローチのような感覚で使うのもおすすめ。シンプルなシャツの襟元につければ、それだけで十分なアクセントになります。」
イヤリング ¥4,800(+tax)