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The Way of
Tenderness.

スタイリスト早川すみれさんと考える、
優しい服。

素材感やトーンでファッションが楽しめる季節の到来です。
ふんわり、しなやか、リラックス。これらに共通する“優しい”を合言葉に
気分が暗くなりがちな冬こそ、めいっぱいおしゃれをしましょう。
スタイリストの早川すみれさんが提案するコーディネートとともに
この冬おすすめしたい“優しい”装いをご紹介します。

Tenderness 01

ECO-FUR COAT

軽やかに、さらっと羽織る。

近年のファッションシーンでは、リアルファーを一切使用しない“FUR FREE”のムードが高まっています。この流れは単に動物愛護という視点だけではなく、より自由にファッションを楽しむということが重要視されています。それを実現したのが、限りなく本物に近い精巧なつくりのエコファー。まず、軽い。次に、毛が抜けづらくてお手入れが楽ちん。そして、申し分なく温かい。これ以上ない性能を兼ね備えかつエレガントな印象を与えてくれる、間違いなく今冬の主役になるアイテムです。

エコファーコート ¥37,000+tax / Prefer SHIPS

Styling Point

「裏地がとてもかわいくて着脱の際にちらっと見せたくなります。お気に入りのトレンチコートとレイヤードをすれば、一気にシティなムードを纏います。さらに、ヴィヴィッドカラーのセーターをインナーに合わせることでスタイリングが締まり、今年らしい印象に。冬は地味な色を選択しがちですが、沈んだ印象になると肌までトーンダウンしてしまいます。ヴィンテージシックなアイテムでエレガントさを出しつつ、インナーやシューズなどの小物で明るい表情が引き出せるように色をプラスするのがポイントです」

Tenderness 02

KNIT DRESS

深めのスリットで、
スタイリッシュに重ねる。

しっかりしたローゲージニットは、寒い冬にこそ活躍するアイテム。ゆったりしたシルエットですが、深めに切り込んだスリットを活かしてレイヤードを効かせばカジュアルすぎず、あくまでシティな装いとして楽しむことができます。肩にあるさりげないステッチがほんのり洗練された雰囲気を醸し出しています。

ニットドレス ¥32,000+tax / Prefer SHIPS

Styling Point

「ウエストポーチやスカーフ、ハット、歩きやすいヒールのブーツなど、小物を足してスタイリングを締めることで、縦長のバランスがより引き立ち、スタイルアップ効果もあります。リラックスした服をそのまま楽に着るだけではなく、より知的に着こなせると素敵です。また、深めのスリットがあるおかげで、デニムとの相性も抜群。その際はフレアデニムをチョイスすると女性らしさや足長効果も演出できます。ちなみに、この合わせ方だと静電気や摩擦も起きづらいんですよ(笑)。」

Tenderness 03

PUMPS

ハンドメイドゆえの柔らかい履き心地。

余計なデコレーションを削ぎ落としたエフォートレスなデザインが特徴の〈マルティアーノ〉。上質で柔らかいゴートレザーにユニークなカッティングを施した、シンプルでありながらもウィットに富んだアイテムで人気高いシューズブランドです。どのアイテムもローヒールで、履くたびに足に馴染んでいくので、長時間履いていても足が疲れることはありません。ひとつひとつが熟練の職人によって制作された、至極の逸品です。

Styling Point

「バブーシュとパンプスの間のようなルックス。でもヒールがあるので、きちんと感もあるアイテムです。コーデュロイのアウターやニットパンツなどカジュアルなアイテムを着たときの足元に、何を合わせたらいいのか迷いますよね。どうしてもほっこりしちゃうのが悩みですが、このシューズはそうなりません。抜け感もありつつ、女性らしくスタイルがきまります! 馴染みの良いオレンジと程よいウエッジソールというところも魅力的。“優しい=楽”ではないと思うんです。着心地の良さを確保しつつ自立した女性のスタイルをつくること、背筋をシャンとするよう心がけることが大切な気がしています」

Styling_Sumire Hayakawa

Photo_Erina Takahashi